ヴァリューズ/酒、ゲームの閲覧が伸長/コロナ禍のネット行動に変化

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 ウェブマーケティング調査やコンサルティングサービスを提供するヴァリューズ(本社東京都、辻本秀幸社長)はこのほど、新型コロナウイルス感染拡大に伴う消費者行動の変化について調査した。大手ECモールにおける商品ページの閲覧数は、マスクなどの生活用品だけでなく、酒や携帯ゲームといった嗜好(しこう)品が大幅に伸長した。首位のウオッカの閲覧数は、コロナ発生以前と比較し10倍以上となった。ウオッカの一部銘柄は、消毒の代用品として注目されたことが影響しているようだ。
 大手ECモールにおいて、ウオッカに次いで閲覧数が伸長したのはマスクフィルター(約9.7倍)。3位はトイレットペーパー(約9.2倍)だった。
 4位は携帯ゲーム(約8.3倍増)、5位はベビー体温計(約8.1倍増)だった。ヴァリューズでは「余暇や在宅生活を楽しむための商品・サービスに消費者の関心が広がっている」としている。
 調査は、ヴァリューズが保有する国内モニター(20歳以上男女)のインターネット行動履歴から、20年1月10日~4月14日のデータを抽出。コロナが感染拡大した2月1日~4月14日の期間で分析した。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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