スリーピース/布製マスクを無料配布/社長が経営の縫製工場をフル稼働

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糟谷社長が経営する裁縫工場で製造した布製マスクを希望する会員に無料配布

糟谷社長が経営する裁縫工場で製造した布製マスクを希望する会員に無料配布

 サプリメント「フコイダンDX」単品でネットワークビジネス(NB)を展開するスリーピース(本社宮城県、糟谷耕一社長)はこのほど、糟谷社長が経営する宮城県気仙沼市内の縫製工場で製造した布製のマスクを、希望する会員に無料で配布する取り組みを開始した。新型コロナウイルスの感染拡大を受けてマスク不足が解消されない中、無料配布することで会員をサポートする。
 マスクを製造する縫製工場は、従業員10人で、有名ブランドの服などの縫製を手掛けている。
 糟谷社長が縫製工場の従業員から「友人にマスクを作ってあげている」という話を聞き、政府の緊急事態宣言を受けて、4月7日から急きょ製造を開始した。10日から出荷を開始したという。マスクは布製だが、表面はワイシャツの生地を使い、洗えるようになっている。今後、不足が予想されるゴムの部分は取り外しができるようにした。サイズは大・中・小と男性・女性・子ども用をそれぞれ用意した。
 生地が豊富な縫製工場の強みを活かし、現在1日約400枚のマスクを製造。リーダーが希望する会員の会員番号を集約し、会員本人のほか、同居する家族分まで提供するという。マスクは、リーダーを介さずに、メール便で送付しているという。
 糟谷社長は「東日本大震災の際は、全国から炊き出しをはじめとした支援をいただいた。恩返しの意味合いも込めた」と話している。

マスク不足が解消されない中、会員をサポートしていく

マスク不足が解消されない中、会員をサポートしていく

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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