卵殻膜原料を活用した化粧品・健康食品を販売するアルマード(本社東京都、荒西俊和社長)は3月4日、20年3月期の業績予想を発表した。売上高は前期比53.8%増となる58億2700万円となる見通し。ECサイトによる直販の売上高が前期比3桁増となるほか、OEM製品の販売や卸など外販事業も同2桁増となり、増収をけん引する。
ECサイトを通じた直販事業の売上高は、同113.3%増の15億7500万円を計画している。今期は新たな広告代理店との提携開始による新規顧客獲得能力の向上や、初回購入者向けDM施策によるクロスセル単価が増加。19年4―12月期(第3四半期)の売上高は11億2000万円となっている。
外販事業の20年3月期売上高予想は、同69.7%増の27億2200万円。OEM製品の販売は、OEM先での新規顧客獲得や、既存顧客のリピート率向上の影響で、第3四半期までの売上高が20億1500万円となっている。
このほか、ドラッグストアを中心とした卸販売は、ドラッグストアでのキャンペーンが奏功し、第3四半期までの売上高は1億7200万円で推移している。
QVCジャパンへの商品供給による今期の売上高は、同5.4%増の15億2300万円を見込んでいる。第3四半期までの売上高は11億9800万円となっている。
通期の売上原価は同33.1%増の21億8800万円、売上総利益は同69.7%増の36億3900万円を予想。通期営業利益は同107.0%増となる9億5000万円、経常利益は同107.5%増の9億4700万円、当期純利益は同84.6%増の6億1600万円となる見通し。
アルマード 20年3月期/売上高は58億円に/直販、外販の増収がけん引
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