アムウェイ/売上高は5%減の84憶ドルに/20年は米国以外でもCBD製品投入

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 アムウェイ(本社米国ミシガン州、ミリン・パントCEO)は2019年12月期業績を発表、売上高は前期比5%減の84憶ドル(1ドル108円換算で9072憶円)だった。カテゴリー別ではニュートリションが54%を占め、前期よりも1%増加、ビューティー&パーソナルケアは売り上げの25%で前期の1%未満の減少だった。
 売り上げ上位10カ国のうち最大の市場は中国。2位は米国で、以下韓国、日本、タイ、台湾、インド、ロシア、マレーシア、香港となっている。同社によると、アムウェイの5大市場のうち急成長しているのがタイ。
 タイではニュートリライトからBodyKey(ボディキー)が発売され、植物由来成分の入った製品と携帯アプリを組み合わせる個別減量プログラムでメンバーが秘訣を共有し合い、一緒に運動して互いを支え合っているという。
 パントCEOは、「19年に当社は60周年を迎え、今後70周年を見据えて次世代の起業家精神を呼び起こそうとしている。ギグエコノミーなど大きな世界的動向に合わせ、健康的なライフスタイルを支える製品体験の消費者需要を高めており、SNSコミュニティーの台頭にも対応している」とコメント。20年については「デジタルプラットフォーム、製品イノベーション、アムウェイ・ビジネス・オーナー(ABO)報酬に対し5億ドル以上を投資し、ABOが顧客ニーズに応えられるようにしていく」としている。
 製品イノベーションでは、特に35歳未満に人気の新しいトレンド製品群にフォーカスしていく方針。最近の新製品として、(1)若い消費者のライフスタイルや関心に合わせた幅広いニーズに応える製品「n* by Nutrilite(エヌ・バイ・ニュートリライト)(2)世界中の都市にインスパイアされたトレンドのメイクアップ製品とバス・ボディケア製品の限定版コレクション「Artistry Sutudio(アーティストリー・スタジオ)」(3)米国で発売されたばかりの20年に他の市場で発売予定のCBD製品「CBDクリームとCBDスプレー」─がある。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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