ファンケルグループで化粧品や健康食品の製造・管理を行っているファンケル美健(本社神奈川県、栁澤昭弘社長)は3月4日、ファンケルの主力商品「マイルドクレンジングオイル(マイクレ)」専用工場の稼働を開始した。3拠点で行っていた「マイクレ」の生産を新工場に集約。生産体制の効率化を図り、化粧品の製造キャパシティーを拡大する。新工場では年間約1200万本の「マイクレ」を生産する。投資額は約30億円。
「マイクレ」専用工場は千葉・流山市に新設した。敷地面積は1861平方メートル、延べ床面積は2403平方メートルの規模で地上3階建て。1分間に180本を充填できる高速ラインを導入しており、1日に約5万本の「マイクレ」製造が可能となる。
「マイクレ」はこれまで、国内3拠点で製造していた。製造を1カ所に集約して、他の工場で新たな作業時間を創出。ファンケルグループの化粧品事業の売り上げを30~40%増に対応できる体制を整える。
ファンケルの島田和幸社長執行役員CEOは新工場について「これからますますファンケルの化粧品の売り上げ拡大に貢献してくれるものと思っている」と期待を示した。
ファンケル美健/投資額は約30億円 〈「マイクレ」専用工場が稼働〉
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