ファンケルは3月1日付で組織改正を実施する。事業戦略の立案や商品企画・開発、広告宣伝の機能を担当していたマーケティング本部を再編。「事業企画本部」「化粧品事業本部」「健康食品事業本部」の3本部に分割し、各事業基盤の強化と迅速な意思決定を図る。
「事業企画本部」は、各事業の成長戦略の着実な実行と、事業と密接な関係にある広告宣伝の強化を目的に新設。配下に「事業企画部」「事業開発部」「広告宣伝部」を設置する。
「化粧品事業本部」は、創業40周年を迎えた化粧品事業の新たな製品の企画・開発や、新ブランドの育成強化などを目的に新設。配下に「化粧品マーケティング部」「化粧品商品企画部」を設置する。
「健康食品事業本部」は、サプリメントを中心としたスター製品の開発や、キリンホールディングス(HD)とのシナジー効果の発現など、さまざまな領域での企画・開発力を強化するために新設する。配下に「健康食品マーケティング部」「健康食品商品企画部」を設置する。
社長直下に「シナジー戦略推進室」を新設する。キリンHDとの資本業務提携による両社の経営資源を活用し、シナジー効果を最大化させる。
通販営業本部のCRM部は、「化粧品CRM部」「健康食品CRM部」に分割する。化粧品・健康食品それぞれの事業の特性に応じた顧客、製品育成のため、迅速に戦略の立案や意思決定ができるようにしてCRMの強化を図る。
CSR推進室を「SDGe推進室」にする。国連が提唱する「SDGs(持続可能な開発目標)」や「ESG(環境・社会・ガバナンス)」など、グローバルにサステナビリティーの重要性が高まる中、従来のCSR活動をより進化させ、「SDGs」の取り組みを強化する。
経営のサポートやコーポレートブランドの価値向上に向けた取り組みを強化するため、社長室の秘書、広報、IRの機能を部格化し、「秘書部」「広報部」「IR部」に改称する。
グループサポートセンター、グループITセンター、カスタマーサービスセンターの名称を改称する。名称の統一を図るため組織を本部体制とし、それぞれ「グループサポート本部」「グループIT本部」「カスタマーサービス本部」に改称する。
ファンケルが組織改正/マーケ本部を3本部に分割
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