トライステージ 〈TV放送枠を即購入〉/最新情報をメールで提供

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「ソクレス」を担当するメディア部企画グループの白井悠介グループマネージャー(写真左)と上田麻莉恵リーダー

「ソクレス」を担当するメディア部企画グループの白井悠介グループマネージャー(写真左)と上田麻莉恵リーダー

 ダイレクトマーケティング支援事業を手掛けるトライステージは19年12月5日、毎日最新のテレビ放送枠情報をメールで提供し、スピーディーに放送枠が購入できるサービスを開始した。民放キー局以外の、地上波・BS・CSの放送枠情報を提供する。最新の放送枠情報を提供することで、テレビ通販事業者の需要に対応。独自の情報網を生かした情報提供により、他社との差異化を図る狙いもある。
 放送枠情報を提供するサービスの名称は「ソクレス」。オンライン会員制サービスとして提供する。トライステージのクライアント以外でも、会員登録して最新の空いている放送枠を確認することができる。
 「ソクレス」はあらかじめ会員登録したクライアントに対し、提供可能な最新の放送枠リスト(別掲参照)を毎日メールで配信。空いている放送枠を確認して購入できる仕組み。
 情報提供するのは、市場に出回っている単発の放送枠で、トライステージが買い付けた枠ではない。「単発の放送枠は結構すぐに購入されていくので、欲しいと思ってもなかなか購入できない。毎日最新の放送枠情報を提供するのが『ソクレス』のメリット」(メディア部企画グループ・白井悠介グループマネージャー)と説明する。
 テレビ通販のメディアプランは通常、クライアントの商品やサービス、予算に応じて、トライステージの営業担当がプランを策定して提案する。しかし、クライアントから「最新の枠情報が知りたい」「急な予算増加ですぐに追加の放送枠が欲しい」といった要望が寄せられることがある。
 「ソクレス」はそうしたニーズに対応する。会員登録後、希望の放送枠を購入後は、考査を含めオンエアまでのやり取りに対応する。
 トライステージの年間取引先は約150社。テレビ通販の放送枠は月間2万5000枠を取り扱っている。「現状のシェアの高さから単発枠の情報も、いろんなところから入手できる。恐らくこれだけ多くの量をまとめて提供できるのは当社ぐらいで、ほかではなかなかまねできないと思う」(同)と話している。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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