大幸薬品/台湾に子会社を設立/EC売上高は80%増

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「クレベリン スティック」(左)と「クレベリン 置き型」

「クレベリン スティック」(左)と「クレベリン 置き型」

 大幸薬品は2月10日、台湾に100%出資子会社を設立すると発表した。「クレベリン」シリーズを扱う感染管理事業のECが現地で急成長していることから、子会社を設立して販売を強化する。19年4―12月期(第3四半期)決算では、台湾での売上高が前年同期比80%増の1億円となっている。
 現地法人「台湾大幸薬品品股份有限公司」は4月、台北市に設立する。医薬品事業、感染管理事業を手掛ける。資本金は2億5900万円。大幸薬品の山下充洋執行役員が董事長に就任する。
 台湾では売上高のほとんどをECが占めている。09年秋から「クレベリン」シリーズを中心に販売してきた。
 「発売当初は認知度も十分でなく、売上高は数百万円程度だった。台湾の防疫製品として認証を取得し、台湾政府から18年11月に表彰され、売り上げ拡大の後押しになった」(広報)としている。
 認証は、「クレベリン 置き型」と携帯用の「クレベリン スティック」が取得している。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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