ワコール 19年4―12月期/国内EC売上17%増/コミュニケーション強化が奏功

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 ワコールの19年4―12月期(第3四半期)の連結決算における国内EC事業の売上高は、前年同期比17%増の37億4300万円だった。カタログ通販事業の売上高は同1%減の24億3700万円。カタログ通販では消費増税による駆け込み需要の反動があったが、顧客とのコミュニケーション強化などで自社ECの売上高は堅調に推移した。
 国内EC事業よる営業利益は、同84%増の2億8900万円。ECにおける顧客とのコミュニケーション強化では、マーケティングオートメーションを活用した。カタログ通販事業の営業利益は開示していない。
 19年10―12月期の国内EC売上高は、前年同期比10%増の12億2400万円だった。営業利益は同34%減の9000万円。カタログ通販は、同12%減の9億2500万円。
 海外のEC事業では、中国でモール事業者とのアライアンス強化や販促施策を展開、高い成長を維持したという。欧州ではリニューアルした自社ECサイトによる販売活動を本格的に開始した。

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