アイサジェニックス/ジージャを買収/製品と報酬プランは当面継続

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 健康食品のネットワークビジネス(NB)を展開するIsagenix(アイサジェニックス、本社米国アリゾナ州、トラビス・オグデンCEO)は1月22日、モリンガの健康食品のNBを手掛けるジージャ・インターナショナル(本社米国ユタ州)を買収すると発表した。
 ジージャの買収の狙いについて、アイサジェニックスは「共通の理念と目的を掲げている。統合して一つの企業になるので、世界で最も信頼され尊敬される健康食品企業になれる」としている。ジージャの名前は、「アイサジェニックスブランドの一部になる」(アイサジェニックス本社メーガン・ディーン広報担当ディレクター)としている。
 ジージャの製品と報酬プランの行方については、「統合までの移行期間中は、全てのジージャ製品の販売が可能だ。統合後は、ジージャのディストリビューターが信頼している人気商品だけを残していく」方針で、報酬プランは、「ジージャのディストリビューターを当社の報酬プランに統合するまでは、ジージャのプランを継続する」とコメントしている。
 日本市場については、「日本への進出は過去にも検討していた。今回の統合で、アイサジェニックスの製品と報酬プランが日本で利用できるようになるのは大変楽しみ」と期待を示した。
 ジージャ・ジャパン(本社東京都)の神成昭仁代表は、経営統合について「統合のメリットは二つある。一つは、アイサジェニックスがITやシステムに強いこと。二つ目はジージャの人気商品を10品目残すことができ、われわれの強みを生かすことができることだ。会員からは、不満や複雑な思いを聞いているが、メリットの方が大きいので理解を得られるように伝えていきたい」と話している。
 今春までに、CBDの成分が配合されたパッチシールを発売する予定だったが、販売に踏み切るかどうかはアイサジェニックスと協議中だという。1カ月以内に結論を出す予定だ。
 「以前、別のNB企業を買収した際、その企業の会員が9割も離脱した事例があるので不安もある」(同)と懸念も示した。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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