ウエニ貿易/EC売上高2倍へ/時計の流行は「自動巻き」

  • 定期購読する
  • 業界データ購入
  • デジタル版で読む

 腕時計や美容品の販売を手掛けているウエニ貿易(本社東京都、宮上光弘社長)は今期(20年8月期)、腕時計のEC売上高を前期比2倍に高める計画だ。最新のトレンドを施したデザイン性と、購入しやすい3万円台の価格設定が特徴。卸売りとともに直販を強化して、売り上げ目標達成を目指す。
 腕時計のトレンドは今年、自動巻き・ヴィンテージ・ダイバーズデザインになるとみている。三つのトレンドを兼ね備えた腕時計「スピニカー」を19年10月、自社ECで発売したところ、10日間で200本を販売した。発売前に告知は行ったが、目立った販促はしていなかった。初速はかつてないほどの手応えだったという。
 発売時の販路はウエニ貿易のみという希少性も売れるきっかけとなった。現在はアパレルのセレクトショップや百貨店への卸売りも行っている。「スピニカー」の売り上げはECが半数以上を占めている。腕時計の自動巻きモデルとしては安価な設定も顧客に響いた。「ダイバーズはファッション業界でも重視されているアイテム。今後間違いなく伸びていくと思う」(EC事業部)とみている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

Page Topへ