キリンビール クラフトビール事業を本格化/ポータルサイトも開設し認知度向上へ

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6カ月連続で新作投入するなどEC事業を本格化

6カ月連続で新作投入するなどEC事業を本格化

キリンビールは今春からクラフトビール(※)のEC事業を本格化させている。ECサイトでは、4月から6カ月連続で、毎月新作のクラフトビールを投入。横浜と東京には、クラフトビールを提供する飲食店の展開も進めている。4月7日には、クラフトビールのポータルサイトを開設、認知度向上に向けた取り組みも始めた。
 キリンビールは、クラフトビールに注力する背景について、「海外のクラフトビール市場はビール市場の約10%。一方で日本のクラフトビールがビール市場に占める割合は1%程度。この割合が増えることを見越した取り組み」(広報)だと説明している。
 同社は、14年9月にクラフトビール「スプリングバレーブルワリー496プロトタイプ」をECで発売し、クラフトビール事業を試験的に開始した。同商品は3000~4000本の限定生産を行っていたが、計3回の発売のたびに予約開始から1~2日で売り切れていたという。
 今年1月には、クラフトビール事業を担う、100%出資子会社のスプリングバレーブルワリー(SVB、本社東京都、和田徹社長)を設立し、クラフトビール事業に本腰を入れ始めた。
 新たに発売するクラフトビールは、キリンの飲料品のECサイト「DRINX(ドリンクス)」を中心にECで販売する。その他、飲食店でも提供していくという。4月から9月まで、ECサイトでは、毎月1商品ずつクラフトビールを投入していく。

(続きは本紙4月16日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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