ベルーナ 19年4―9月期/経常は50%の減益/増収も為替関連損益が影響

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 ベルーナの19年4―9月期(中間期)連結業績は、経常利益が前年同期比50.2%減の32億9600万円だった。前年同期は約17億円の営業収益を計上したデリバティブ評価益が今期はゼロだった。営業外費用に為替差損およびデリバティブ評価損を計上したため経常減益となった。売上高は同8.9%増の862億2200万円だった。
 総合通販事業の売上高は同1.3%減の355億3500万円となった。9月の売上高が前年同月比で2桁増となり、消費増税による駆け込み需要が見られた。しかし、用紙の値上げによるカタログ発行部数の抑制などがあり、セグメント利益は同64.4%減の2億9600万円だった。
 専門通販事業の売上高は同5.5%増の226億9700万円だった。化粧品通販のオージオが同25.1%増の47億4500万円を売り上げたほか、ワインの売上高が同20.1%増の26億9500万円だった。専門通販事業のセグメント利益は同33.0%増の15億8600万円だった。
 店舗販売事業の売上高は同30.1%増となる156億6600万円となった。前期に取得したさが美ホールディングの売上高が約27億円加わったほか、アパレル・和装店舗とも前年同期比各4億円台の増収だった。セグメント利益は同56.7%減の3億4200万円となった。
 ソリューション事業の売上高は同38.2%増の37億6400万円だった。通販代行サービス、封入・同送サービスが順調に推移。セグメント利益は同20.7%増の12億2400万円だった。
 返品調整後の売上総利益率は58.2%で前年同期比1・3ポイント改善。売上高販管費率は53.7%となり同1.7ポイント悪化している。
 営業利益は同0.4%増の38億6300万円、四半期純利益は同60.3%減の16億7800万円だった。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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