【海外NBニュース】 〈米国訪問販売協会〉政府高官によるセミナーを開催/アドボケアに係る問題やCBD製品をテーマに

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 米国訪問販売協会(事務局米国ワシントンDC、ライアン・ナピアスキー会長、以下DSA)は10月7日と8日の2日間にわたり、ワシントンDCで法規制に関するセミナーを開催した。業界のリーダーが参加したセミナーには政府高官を招へい。米国FTC(連邦取引委員会)による執行措置、さらに市場が拡大しているCBDに関する法的問題について議論が行われた。
 セミナーには、健康食品のネットワークビジネス(NB)を展開していたアドボケア(本社米国テキサス州、パトリック・ライトCEO)がピラミッドスキームを展開しているとして、FTCが提訴し、最終的に和解金1億5000万ドル(162億円)の支払いと同社のNBの恒久的禁止に同意したことを受け、FTC消費者保護局長のアンドリュー・スミス氏を講師に招いた。セミナーの中でスミス局長は、「ネットワークビジネスは合法であり、FTCの姿勢は変わらない」としている。
 爆発的に成長しているCBDの使用と消費について、米国FDA(食品医薬局)食品政策局のシャロン・リンダル・メイル政策上級顧問が、現在の法的立場と今後の指針を示したという。
 DSAはアドボケアの問題が業界に及ぼす影響やCBDの法的立場に言及されたと思われるセミナーについて、「具体的な議論の内容は明らかにできない」とコメントしている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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