ディノス・セシール/今期3社目への出資/ファッションAI事業会社に

  • 定期購読する
  • 業界データ購入
  • デジタル版で読む

 ディノス・セシール(本社東京都、石川順一社長)は10月9日、ファッションAI事業を手掛けるニューロープ(本社東京都、酒井聡代表)に出資したと発表した。ニューロープは高度な画像解析技術を誇る、ファッションAIを開発しているスタートアップ企業。ディノス・セシールによるスタートアップ企業への出資は今期3社目となる。
 ニューロープに出資したのはこのほか、大和企業投資、中京テレビ、ベンチャーキャピタルのRealitey Accelerator。ニューロープは4社から合計1億円を調達した。
 ニューロープは調達資金を投資に充て、ディノス・セシールと協業。ニューロープが開発するAIを使って、トレンド分析や需要予測、適正在庫のソシューションにも生かし、アパレルの大量廃棄といった課題にも取り組む計画だ。
 ディノス・セシールにとってロイヤル化を促しやすいファッション事業は戦略上重要と位置付けている。顧客接点構築のためのコンテンツ強化は必要で、コーディネートコンテンツへのニーズが高くなっている。しかし、限られた自社のリソースで潤沢に用意するのは難しいと判断した。
 ディノス・セシールは7月、サイバーセキュリティー関連サービスを手掛けるFlattに出資。9月にはファッションンに特化したSNS型採用プラットフォームを提供する、READY TO FASHIONにも出資している。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

Page Topへ