NTTレゾナント〈モバオクが導入・活用〉/サイト内検索に音声認識

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手入力の手間を省きながら好みの商品を探すサポートをする

手入力の手間を省きながら好みの商品を探すサポートをする

 ポータルサイト「goo(グー)」を運営するNTTレゾナント(本社東京都、楠木健社長、(電)03―6703―6001)は、AI型ECサイト内検索ソリューション「goo Search Solution(グーサーチソリューション)」に音声認識機能を実装したサービスを提供している。インターネットオークションサイトを運営するモバオクが導入しており、手入力の手間を省きながら好みの商品を探すサポートを行う。
 モバオクは17年、「グーサーチソリューション」を導入した。サイト上には常時200万ほどのアイテムを表示。ラグジュアリーブランドが出品商品の大半で、商材としては腕時計が多い。
 「数多くの商品がある中で、検索する楽しさを失わずに面白い体験を提供できるものを探していた。音声機能で入力が容易になることもユーザーにとって新しい体験になる」(ディー・エヌ・エー/モバオク・オークション企画部企画推進グループ・小田切航平グループマネージャー)。
 音声認識機能は、ユーザーが発言したキーワードをもとに、一緒に検索されることが多いキーワードなども検索結果と併せて複数表示。繰り返し検索する手間を削減する。
 音声検索画面上では、モバオク音声アシスタントキャラクターの「ピックル」を表示。オカメインコがモチーフとなっている。「このためだけに生まれたキャラクターで、ユーザーに使ってもらうための工夫の一つ」(同)と言う。
 音声認識機能は音声入力した自然文を、適切に検索条件に反映する機能。グーサーチソリューションの自然言語解析技術を用いている。
 「ユーザーは語りかけるように話すため、うまく文章の意味を理解して検索結果に落とし込む必要がある。言語処理はNTTレゾナントの得意分野で、言語研究を行う担当者が多くいることは強み」(NTTレゾナント/スマートナビゲーション事業部・サービステクノロジー部門・原佑輔担当課長)。今後はEC事業者に向けて提供を行っていく方針だ。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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