【通販・通教・EC 2018年度 売上高ランキング〈トップ450〉】 BtoB、衣料品が依然伸長/カタログ、テレビの一部は減少傾向

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 日本流通産業新聞が19年8月に集計した「通信販売・通信教育売上高調査〈夏季〉」によると、上位450社の合計売上高は8兆1745億900万円となった。今回もアマゾンが1位となり、2位以下を大きく引き離している。カテゴリー別では、ネット化を進めるBtoBや衣料品が依然伸びている。一部のカタログ通販やテレビショッピング大手は売り上げの減少傾向が続いている。      (3~9面に関連記事)

■アマゾンが独走

 アマゾンが2位に1兆円以上の差をつけて首位を独走している。ランキング表には、マーケットプレイスの出品手数料などを含む日本事業の売上高を掲載したが、直販事業と出品事業ともに大きく成長しているとしている。直販事業と出品事業を合わせた流通総額は、2兆円を超える規模に成長しているとみられる。
 アマゾンはあらゆるカテゴリーにおいて最大の競合となっているが、膨大なユーザーを抱えるマーケットプレイスは日本でも最良の売り場の一つとなっている。「アマゾンビジネス」を展開し、BtoB―EC市場でもシェアを伸ばしてきた。ファッションの売り場としてもじわじわと存在感を高めている。
 アマゾンとどう共存するかが各社にとっての課題となりつつある。


■スマホ注文に対応

 BtoB通販大手のアスクル、ミスミ、大塚商会は堅調に売り上げを拡大している。1000億円以下でもMonotaRO(モノタロウ)は2桁増収を遂げている。
 もともと、カタログで商品を紹介し、FAXや電話で注文を受け付けていたが、販売チャネルはネットにシフト。職場から手軽にスマホで注文できるように、スマホアプリを提供している事業者も増えている。アスクルは自社物流網を効果的に活用し、配送品質でも差別化を図っている。


■苦戦する通販大手

 カタログ通販大手の千趣会は、ネットシフトを急いだものの、主力の通販事業の不振が響き、前期比14.7%の減収だった。カタログやテレビ通販を展開するディノス・セシールは、テレビ通販が好調だったものの、カタログ通販が減収となり全体でも減収となった。
 テレビ通販最大手のジュピターショップチャンネルは同2.3%の減収だった。「ショップチャンネル」の売上高が前年実績を下回ったのは創業以降初めて。テレビ通販ならではの商品の発掘と紹介を強化しているが、上半期はやや低調だったという。

アマゾンにはBtoBも本格進出

MonotaROはスマホアプリの利用を促進

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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