スタートトゥデイ/アラタナを買収/EC支援事業の強化狙う

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ファッション専門のECモール「ゾゾタウン」を運営しているスタートトゥデイは3月25日、EC支援事業のアラタナ(本社宮崎県、濱渦伸次社長)を5月28日付で完全子会社化すると発表した。EC支援事業を強化するのが狙い。買収は株式交換で実施する。3月25日時点の株価から算出した買収額は約29億1000万円。

 スタートトゥデイの通販支援事業は、アパレルメーカーが運営する自社ECサイトのフルフィルメント全般や在庫管理、サイト制作、システム開発、カスタマーサポートなどをワンストップでサポートする。
 15年12月末時点で33社の自社ECサイトを支援しているという。15年4―12月期(第3四半期)におけるEC支援事業の売上高は約32億円だった。
 EC支援事業のインフラやシステムは「ゾゾタウン」と共通のものを使っている。成長が見込めるEC支援事業を拡大するため、「アラタナのインフラをベースに、EC支援事業のインフラを新しく構築する」(スタートトゥデイ広報担当)と言う。
 アラタナは07年の創業。ECサイト構築システムなどを提供しており、支援先企業は800社を超えている。14年4月期の売上高は5億7800万円、営業損益は2500万円の赤字だった。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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