MOA/高品質高価格のPB/まずハイビジョン液晶TV

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新PB「ERIZA(エリザ)32V型ハイビジョン液晶テレビ」を発売した

新PB「ERIZA(エリザ)32V型ハイビジョン液晶テレビ」を発売した

 家電ECを手掛けるMOA(モア、本社東京都、佐伯澄社長)は7月、プライベートブランド(PB=自主企画)商品の企画開発・販売を行う子会社のMOA STORE(モアストア、同、同)から、新たなPB商品「ERIZA(エリザ)」の展開を始めた。まず「32V型ハイビジョン液晶テレビ」を発売する。従来展開していたPB商品「maxzen(マクスゼン)」よりも高品質高価格なのが特徴。女性顧客もターゲットにする。4Kテレビも開発中で、今後発売する予定。
 発売した「32V型ハイビジョン液晶テレビ」はダブルチューナーを搭載。裏番組の録画機能が付いている。リモコンが二つ付属しており、一つが紛失しても困らない。テレビを視聴したまま他番組をチェックできる「ミニ番組表」も実装する。価格は2万9800円(税別)。
 モアによると「『マクスゼン』では高品質低単価な商品を展開してきたが、『エリザ』では高品質高単価な商品を展開していく」(経営企画室)と言う。「マクスゼン」の販売で培ったPB商品を売る力を「エリザ」にも生かす。「マクスゼン」は男性単身者をターゲット層に商品開発してきたが、「エリザ」は女性もターゲットに加える。
 MOAが運営するECサイトで販売する。その他の販路として、家電量販店やホームセンターへの商品供給も検討している。
 MOAは13年9月、PB商品「maxzen(マクスゼン)」を立ち上げた。売上高の主体はテレビで、順調に販売実績を伸ばしている。18年10月には、販路拡大を目的に大手テレビ通販事業者への商品供給も行った。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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