サンゲツヴォーヌ/通販サイトを開設/カーテンの買い換えを喚起

  • 定期購読する
  • 業界データ購入
  • デジタル版で読む

 インテリア商品の大手専門商社であるサンゲツの100%子会社であるサンゲツヴォーヌ(本社東京都、森田卓社長)はこのほど、天然素材の麻を利用したオリジナルのカーテンなど、インテリア商品を扱う通販サイト「WARDROBE sangetsu」(ワードローブ サンゲツ)」を開設した。同社が販売に強みを持つカーテンの市場に新規性の高い商材を投入することにより、インテリア市場全体を活性化させる狙いもあるという。カーテンの買い替え需要の喚起を行いたい考えだ。
 同社によると、市場に流通しているカーテンの素材は99%がポリエステルなのだという。残りの約1%を占める、天然素材を使用した商品の市場を活性化し、市場全体の活性化につなげたい考えだ。「この新しい市場で早期に売上高5億円を目指す」(EC課マネージャー・沖田奏帆氏)と話している。
 同サイトのコンセプトは「カーテンを服のような扱いに」。ウェブ接客に注力するほか、商品のシーン別の提案にも注力している。
 同社の通販サイト作成に、ブランディングから携わったエイトブランディングデザイン(本社東京都、西澤明洋社長)は、「サイト作りについては、1年前から打ち合わせを重ねてきた。カーテン市場の分析を基に今後の方針やコンセプトは決めていた。当社の強みである『一貫性のブランディング』により、商品の魅力をよりよく伝えられるサイトに仕上がった」(西澤社長)と話す。
 「一貫性のブランディング」では、開発の背景や売る場所、売り方などに一貫性を持たせるという。サイトオープン後、すでに消費者から問い合わせが寄せられているという。今後の運営はサンゲツ側の通販担当者が行っていく。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

Page Topへ