アイケイ 19年5月期/売上高25億円減少/通期業績予想を下方修正

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 アイケイは4月9日、19年5月期連結業績予想の下方修正を発表した。売上高は前回予想の199億4700万円から、24億4700万円下回る175億円に修正した。海外市場やインバウンド需要の売上高が計画を下回っているほか、腹筋運動マシンの売上高が想定以上に落ち込んでいるためだ。
 海外市場での売り上げ減少は、中国国内での化粧品販売に必要な衛生登録の承認が遅れている。インバウンド需要の減収も影響している。今年1月に施行された中国国内法(中国電子商取引法)の影響により、ソーシャルバイヤー(代理購入)などの大量購入が落ち込んでいるからだ。
 テレビショッピングやウェブで売上高をけん引してきた、腹筋運動マシン「バタフライアブス」も売上高が減少。広告宣伝費に対する売り上げ効率が悪化している。
 主力となるメーカーベンダー事業の売上高が、対計画比で22億9600万円減少するため、それに伴う売上総利益の減少は11億5900万円となる見通し。テレビショッピングの売り上げ効率ダウンによって、広告宣伝費も見直しと絞り込みを実施した。
 その影響で営業利益は前回予想の前回予想を4億400万円下回る4億2700万円、経常利益は同4億700万円下回る4億3900万円、当期純利期は同2億8100万円下回る2億9000万円にそれぞれ下方修正した。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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