三菱商事/返品サービス開始/ローソンの物流網を活用

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ローソン店頭に設置する専用ボックスのイメージ図

ローソン店頭に設置する専用ボックスのイメージ図

 三菱商事は3月25日、子会社のローソンの物流網を活用し、ECで購入・レンタルした商品をローソン店舗で返品・返却できるサービスを開始すると発表した。ローソン店頭に設置した専用ボックスに、商品を返却する。東京都内の一部ローソンで4月1日から開始。ECで購入した商品の返品が増えていることや、物流事業者の人手不足などの課題解決に向けた取り組みの一環となる。
 返品サービス「SMARI(スマリ)」は、ローソンに商品を納入した後の戻り便の配送車を利用し、商品を返品する。配送車は1日に、多いときは7〜8回の頻度で店に来る。
 集荷した返品商品は各物流拠点で仕分けし、提携するEC事業者に届ける。まずエアクローゼット、CROOZ SHOPLIST、ロコンドの3社の返品商品を取り扱う。
 都内約100店舗で実施する。「18年9月末までに、300店舗での導入が目標。18年冬に行った実証実験の結果、収益面でもリターンが見込めた」(三菱商事・広報部報道チーム)と言う。
 参加企業の1社であるエアクローゼットは「定期的に配送が発生する中、お客さまの利便性が向上することはサービスにとって非常に重要。コンビニの輸送網を活用した新しい取り組みに期待している」(天沼聰社長兼CEO)と話す。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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