東京海上日動/米アマゾン出品を支援/商品のPL保険を割安で提供

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 保険大手の東京海上日動火災保険(東京海上日動)は3月1日、米アマゾンへの出品代行サービスを手掛けるグローバルブランド(本社愛知県、山田貴弘社長、(電)052―686―2095)と連携し、米アマゾン出品を海外PL保険の面で支援するサービスを開始した。米アマゾンへの商品出品に関する海外PL保険を割安で提供する。通常年間45万円かかる保険料を、複数の事業者で負担することにより、年間数万円にまで抑えることが可能になるという。
 海外PL保険は、海外で販売した商品が壊れて事故などが発生した際の、賠償を補填するための保険。米国では商品の破損事故による訴訟リスクが高いのだという。東京海上日動では、2010年度の米国の損害賠償の平均金額について、150万ドル(2010年平均為替レート換算で約1億3800万円)だったとしている。
 3月1日から開始される新サービスでは、グローバルブランドが米アマゾンに出品する商品について、東京海上日動の保険を適用する。グローバルブランドは商品をまとめて一つのコンテナに入れ、米国のFBAの倉庫に納品する。このコンテナに納入する商品群でまとめて一つのPL保険を適用するのだとしている。
 グローバルブランドは数百社の日本メーカーの商品を米国アマゾンに出品しており、保険の相乗りが可能だったことから、提携に至ったとしている。グローバルブランドは、米国アマゾンへの商品出品代行サービスを展開するほか、米国アマゾン内のSEO対策や、アマゾン以外でのSNSやリアルイベントを通じて日本商品をPRする事業を展開している。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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