BASE/「ベイス」利用店舗70万到達/ニーズ踏まえたサービスが奏功

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 無料でECサイトを開設できるプラットフォーム「ベイス」を展開しているBASE(ベイス、本社東京都、鶴岡裕太社長、(電)03―6416―5450)は2月28日、「ベイス」のショップ開設数が2月で70万ショップを突破したことを発表した。新規ネットショップ開設者を対象にしたインターネット調査では、2年連続でナンバーワンになったという。
 「ベイス」は、月額固定利用料などが発生しない点が顧客に人気だという。
 ネットショップ運営者の商品が売れた際に、手数料と、サービス利用料を徴収する。
 取締役COOの山村兼司氏は、「モールに出店するよりも、『ベイス』を利用してネットショップを作成したほうがネットショップのブランディングにつながる。月額費用も発生しないので、固定費がかからない。こうした特徴が、利用者のニーズに応えることができたように思う」と話している。
 18年は3月からテレビCMによる訴求に力を入れたという。「著名なアイドルやタレントなどインフルエンサーによる利用が増えたこともあり、認知拡大にますます拍車がかかったのでは」と、利用者伸長の要因を分析している。
 リサーチ事業を手掛けるマクロミル(本社東京都)では、19年2月7日から11日にかけて、1年以内にネットショップを開設した1000人を対象にしたネット調査を実施。ショップ開設に利用した作成サービスを聞いたところ、「『ベイス』を利用した」と回答した回答者が53.5%を占めたという。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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