イオン/独・SSUに出資/欧州最大手のスポーツEC

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 イオンは12月21日、欧州のスポーツECプラットフォーム最大手のSIGNA Sports United GmbH(SSU、本社ドイツベルリン、ステファン・ゾール社長)に出資したと発表した。デジタルシフトを加速する中で、SSUが有するECノウハウを吸収するのが狙いだ。
 SSU社は世界17カ国で約80のネットショップを運営し、自転車やテニス、アウトドア用品などを取り扱うスポーツECプラットフォームを展開している。自転車を自動で組み立て配送する物流システムや、人工知能(AI)を活用した最適な価格設定のノウハウ、ウエアのパーソナルカスタマイズシステムなどを有する。
 イオンの出資比率は7.5%。SSUのAIを駆使した商品提案のノウハウや、スポーツECのビジネスノウハウを積極的に活用したい考えだ。
 イオンは18年4月、米国のベンチャー企業で、オンラインホールセールストアを運営するBoxed(ボックスド、本社ニューヨーク州、チェ・フアンCEO)に出資すると発表した。海外の優秀なEC企業に資本参加してECノウハウの吸収を急いでいる。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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