学文社/初版は1万部発行/講座キャラ漫画を単行本化 [前文]

  • 定期購読する
  • 業界データ購入
  • デジタル版で読む

 通信教育事業を手掛ける学文社(本社東京都、三ツ井清貴社長)が提供する「ボールペン習字講座」のイメージキャラクター「日ペンの美子ちゃん」の漫画が単行本化する。一迅社から18年12月12日に発売した。初回発行部数は約1万部。学文社は講座受講生だけでなく、潜在顧客に対してもアプローチする一助になると考えている。
 漫画「6代目 日ペンの美子ちゃん」には、学文社の公式ツイッターに17年1月から連載している漫画を収録した。漫画家の服部昇大氏が描いており、単行本のために書き下ろした漫画も掲載する。128ページで、価格は910円(税別)。
 漫画の効果もあり、ツイッターのフォロワー数は昨年9月から約1万人増加し、3万7000人を超える。自動車メーカーの日産とのタイアップ企画で「日サンの美子ちゃん」を日産のウエブサイトに連載するなど展開領域が広がっている。
 学文社は「美子ちゃんが誕生してから46年になる。漫画が単行本になるのは初めてのこと。9コマ漫画の1コマが必ず日ペンの紹介になっているので、日ペンを知らない人も漫画を入り口に興味を持ってほしい」(営業部)と話す。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

Page Topへ