ニュー・エイジ・ビバレッジ/NB大手モリンダを買収/社名や製品、報酬プランは変更せず

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 米国の健康飲料メーカーで、ナスダック上場のニュー・エイジ・ビバレッジ(本社コロラド州デンバー、ブレント・ウィリスCEO)は、ネットワークビジネス大手のモリンダジャパン(本社東京都、黄木信社長)の親会社であるモリンダホールディングスインク(本社ユタ州、ケアリー・エイシーCEO)を買収する契約を締結した。買収額は8500万ドル(約96億円)。契約は12月中に履行される予定だ。
 モリンダは12月5日、IPC(ビジネス会員)および従業員に向けた、「モリンダとニュー・エイジ社との歴史的な合併」と題した告知の中で、合併した後に作る新会社について言及。会社名の「モリンダ」や全ての製品ブランド、製品、事業チャネル、IPCの報酬プランに変更はないと明言した。
 新会社のCEOには、ニュー・エイジのウィリスCEOが就任するという。モリンダを創設した一人で、取締役副社長兼最高マーケティング責任者だったケリー・オルセン氏がCCO(チーフ・コマーシャル・オフィサー)に就任する。同じく創設者の一人であるエイシーCEOと、スティーブン・ストーリー取締役副社長は、創設者として留まるという。
 ブレントCEOは、米国陸軍士官学校を卒業し、シカゴ大学でMBAを取得。クラフトフーズ社やアンハイザー・ブッシュ・インペブの最高幹部、コカ・コーラ社の南米地域担当社長を歴任している。
 ブレントCEOは今回の合併について、「モリンダはニュー・エイジ社が保有する健康機能飲料の製品ラインをそのネットワークに加えることで、主要ブランドであるタヒチアンノニと共に、さらなる成長を促すことができるだろう」との期待を示している。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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