ジグザグ/1億1500万円を調達/CtoCプラットフォームを構築へ

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 越境EC支援サービスを展開するジグザグ(本社東京都、仲里一義社長、(電)03—6427—9823)は10月25日、ベンチャーキャピタル企業などから総額1億1500万円の資金調達を実施したと発表した。調達した資金は、同社が提供する代理購入サービスの機能拡充に充てる。日本と海外の消費者をつなぐCtoCプラットフォームを将来的に構築することも、目標に掲げている。
 第三者割当増資の引受先となるのは、モバイル・インターネットキャピタル(本社東京都)と(一財)都築国際育英財団(本部東京都)、その他の複数の金融機関だとしている。
 同社によると、同社の代理購入サービスを導入している国内ECサイトは、10月25日時点で200社を超えたという。今回調達した資金によって、同サービスの機能の拡充や、海外マーケティングの強化、人材の採用強化を行うとしている。
 CtoCプラットフォームの構築について、「同社の仲里社長は「これまで市場に存在していなかった方法で世に出すことを検討している」と話している。22年5月期までに、同サービスの流通総額として100億円を目指すとしている。
 同社が提供する代理購入サービス「WorldShoppingBIZ(ワールドショッピングビズ)」では、ECサイトに導入すると、サイトを改修しなくても、英語や中国語といった多言語に対応させることができる。
 海外の消費者から注文が入ると、ジグザグが国内のECサイトから商品を代理購入。国内のジグザグの倉庫で保管した後、ジグザグが海外の消費者に発送する仕組みとなっている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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