シーズ・ホールディングス/米J&Jの傘下に/海外販売、ECのシナジー期待

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 ドクターシーラボの持ち株会社、シーズ・ホールディングス(HD)は10月23日、米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)による同社の買収に合意したと発表した。J&Jは、株式公開買い付け(TOB)などにより株式を取得する。J&Jの目的は、アジア圏におけるシェア拡大。シーズHDでは、海外販売や自社ECによる売り上げ拡大などが経営課題となっている。J&Jとの連携強化によるシナジー効果で、課題に取り組む考えだ。
 シーズHDは経営課題として、海外売上高の拡大、顧客データの活用、商品ラインアップの拡充、自社ECの売り上げ拡大を挙げる。
 J&Jとの連携強化で、シーズHDが持つ1258万人の通販会員(18年7月期末時点)のデータ活用を促進。J&Jが持つ海外顧客の情報も活用し、海外販売やインバウンド向けの販売につなげたい考えだ。
 J&Jは、シーズHDのデータベースを得ることで、グローバル規模でECを強化する。シーズHDが持つ販売網を通じた、薬局での拡販も期待している。

(続きは、「日本流通産業新聞」10月25日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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