ニッセンホールディングス 14年12月期/純損失は85億円/通販事業の売上低迷続く

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 ニッセンホールディングス(ニッセンHD)が2月9日に発表した14年12月期の連結業績は、純損失が85億1000万円だった。通販事業を手掛けるニッセンの売り上げ低迷が続き売上総利益が減少、損失幅が拡大した。
 売上高は同6・1%増の2083億7000万円だった。これは一部連結子会社の決算期変更で15カ月分の売上高を加味した数字。その影響を除いた実質的な売上高は1837億6000万円となり同6・5%の減収だった。
 実質売上高の減少はニッセンの売り上げ低迷が影響した。ニッセンの売上高は前期比6・5%減の1070億円強だったとみられる。
 ニッセンは当期、下期のカタログ発行回数を従来の2回から3回に増加して売上高の回復を狙った。しかし、売り上げの低迷は継続。カタログ発行回数を増やした分、利益減に影響した。
 ニッセンの売り上げ減少で売上総利益は26億5000万円減少。さらにカタログ発行にかかる費用など販売固定費が増加した。
 営業損失は66億2800万円(連結子会社による決算期変更の影響を除くと72億8000万円の損失)、経常損失は77億2500万円(同83億8000万円の損失)だった

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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