〈第7回 アジア通販サミット〉 ”技術革新””越境EC”の世界的トレンドを発信

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最後にKOLSAのピョン会長からJADMAの阿部会長に旗が渡された

 日本・中国・韓国(日中韓)の通販業界団体が共同開催する、第7回「アジア通販サミット(アジア・ダイレクトマーケティング・ビジョン2018)」が9月5〜6日、韓国・ソウルで開催された。9月5日には日中韓の優秀な事業者を表彰した。日本企業からオークロンマーケティングやグランマルシェなどが選出された。9月6日の本大会では日中韓の代表者がセミナーを実施。各国の通販企業や大学教授などが通販業界のイノベーションやマーケティング、越境ECの最新動向を紹介した。今回の主催団体である韓国オンライン・ショッピング協会(KOLSA)の会長を務めるイーベイ・コリアのピョン・クォン・ユンCEOは「日中韓の取引は20年に31%が越境ECになる」と紹介。中国のECモール最大手のタオバオは、「3年後にはECの90%がライブコマースかショートムービーを活用するだろう」(プロダクトディレクターのチェン・レイ氏)と見解を示した。13講座のセミナーは、日中韓にとどまらずグローバルな通販・EC市場の未来を展望する示唆に富んだ内容だった。(関連記事を7面に掲載)

■ロングセラーの秘訣公開
 韓国で開催された第7回「アジア通販サミット」には、日本から日本通信販売協会(JADMA)の阿部嘉文会長をはじめとした、約30人のメンバーが参加した。
 本大会のセミナーには、日本を代表してオークロンマーケティングで取締役ショップジャパン事業統括を務めるスコット・F・リード氏、段ボール大手のレンゴーの執行役員で東部営業本部統轄本部長・開発本部長を務める藤原論氏、上智大学の新井範子教授が登壇した。
 オークロンマーケティングのリード取締役は、データマーケティングにより、ロングセラー商品を開発するノウハウを紹介した。16年間販売し続けている低反発マットレス「トゥルースリーパー」は、顧客のニーズを分析し、商品ラインアップを拡充。メインのマットレスだけでなく、枕など睡眠関連商品をシリーズ化し、ブランドを構築した。
 腹筋マシーン「ワンダーコア」はインフォマーシャルのクリエーティブを6カ月単位で改善することで、400万セットを販売するヒット商品となった。顧客の反応を分析し、ダイエットしたい20〜30代の女性から、健康維持のための筋力増強を目指す50〜60代にターゲットを変更し、売れ行きを継続できたという。


■テレビとモバイル連携
 韓国のテレビ通販大手・GSホームショッピングでモバイル事業部のヴァイスプレジデントを務めるウ・ジェ・ウォン氏は、テレビ通販とモバイルコマースの親和性を高めることで売り上げが拡大したと紹介した。
 専属チームを作り、スマホサイトでテレビ通販の取扱商品の販売を強化。さらにモバイルユーザーの属性に基づいた商品企画を展開し、売り上げ拡大につなげた。


■コンテンツ投資を強化
 タオバオはコンテンツへの投資を強化しているという。

(続きは、「日本流通産業新聞」9月13日号で)

オークロンマーケティングのスコット・F・リード取締役ショップジャパン事業統括が講演

タオバオのチェン・レイ氏は動画やライブ配信の取り組みを解説

イーベイ・コリアのピョン・クォン・ユンCEOは越境ECの最新動向を紹介

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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