ユニバーサル園芸社/EC事業を買収/ネット通販事業拡大へ

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 観葉植物のレンタル事業などを手掛けるユニバーサル園芸社は8月8日、園芸関連商品のEC事業者を買収すると発表した。同日付で株式譲渡契約を締結。10月1日付で株式を取得する予定。取得価額はアドバイザリー費用を含め1億6250万円となる。EC事業者のグループ化でネット通販事業の拡大につなげていく。
 不動産・建築のプロデュース専業のアーキネット(本社東京都、織山和久社長)から、園芸ネット事業を取得する。アーキネットは事業承継のため、9月1日付で「園芸ネット株式会社」を設立。ユニバーサル園芸社は園芸ネットの全株式を取得する。
 ユニバーサル園芸社の18年6月期連結売上高は735億5000万円。そのうち15・2%が個人顧客向けの小売事業に該当する。ネット通販では国内で先駆者的存在の園芸ネットのノウハウを生かし、通販事業を一層強化する。
 アーキネットにおける園芸ネット事業の17年12月期業績は、売上高が前期比2・2%減の5億4195万円、営業利益は同34・2%減の1862万円だった。
 ユニバーサル園芸社は「(園芸ネットの)子会社化により10%以上の増収効果が見込めると推測している。今後は個人向け販売の部分を強化していきたい」(平田草介執行役員)と話す。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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