ティーライフ 18年7月期/純利益は7%減/新商品への先行投資で

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 ダイエット食品の通販を手掛けるティーライフの18年7月期連結決算は、当期純利益が前期比7・7%減の4億2300万円だった。売上高が若干前年実績を下回ったことに加え、次世代商品として位置付けるサプリメントや化粧品のプロモーションなど、将来に向けた先行投資が減益要因となった。
 売上高は同0・4%減の72億8900万円だった。内訳は通販を含む小売事業が同4・1%減の51億7100万円、卸売事業は同7・9%増の20億1200万円などとなっている。
 小売事業は当期、サプリメントなどのリピート需要が見込まれる商品の新規顧客獲得や会員確保を強化。茶の成分を利用した基礎化粧品や、第3類医薬品の取り扱いなど新商品を強化した。
 売上総利益率は63・8%となり前期比1・6ポイント悪化。販管費は広告宣伝費の削減などで同2・7%減となり、売上高販管費率は同1・4ポイント改善の57・5%だった。
 売上総利益率の悪化に伴い、営業利益は同4・9%減の4億5800万円。営業外収益は前期に4600万円を計上したデリバティブ評価益が1300万円に減少したほか、営業外費用として行政処分対応費1800万円を計上したことから、経常利益は同14・0%減の4億7000万円となった。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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