フリービット/アルクを子会社化/教育分野で新規事業立ち上げ

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 インターネット関連事業を手掛けるフリービットは8月21日、英語教材のアルクを完全子会社化すると発表した。フリービットは20年4月期までの成長戦略として新規事業の立ち上げを掲げている。その一環として、教育分野に事業領域を拡大する。アルクが持つ英語教育分野のノウハウと自社のICT(情報通信技術)関連の知見を掛け合わせたサービス展開を検討している。
 フリービットは9月28日付でアルクの全株式を取得する。株式の取得価額は約26億円。株式取得後は、フリービットからアルクに役員を派遣する計画だ。
 アルクの子会社化についてフリービットは「従来、不動産業界や健康分野でのテクノロジー活用を新規事業として展開してきた。アルクにおいても当社技術との組み合わせによるシナジーを見込んでいる」(法務総務部・岡本真哉部長)と理由を説明する。
 フリービットは07年に東証マザーズ市場に上場した。18年4月期における連結売上高は前期比9.7%増の386億5300万円。20年4月期までの中期経営計画「SiLK VISION 2020」は売上高500億円、営業利益50億円を目標としている。
 フリービットは「新規事業として売り上げが立つのは20年以降と考えている。20年まではアルクの売上高がそのまま連結売上高に計上される見通し」(同)としている。
 アルクの18年1月期の売上高は前期比0.2%減の62億7200万円だった。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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