ファンケル/売上1220億円に/通期業績予想を上方修正

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 ファンケルは7月30日、19年3月期の連結業績予想を上方修正した。売上高は前回予想を75億円上回る1220億円に修正したほか、当期純利益も前回予想を18億円上回る84億円となる見通し。18年4—6月期(第1四半期)の業績が好調で、中間期ならびに通期業績予想を上方修正した。
 第1四半期の売上高は、前年同期比19.0%増の307億9900万円となった。化粧品事業の売上高は同14.4%増の180億5400万円、健康食品の売上高は同31.2%増の110億2200万円となっている。
 第1四半期の増収実績から、18年4—9月期(中間期)の連結業績を上方修正。売上高は前回予想を50億円上回る597億4000万円に、四半期純利益は同18億円増加の44億円に修正した。
 中間期の上方修正は、ファンケル化粧品、健康食品の販売が順調なことに加え、インバウンド需要が想定を上回って推移しているためだ。
 通期業績予想は、営業利益が同27億円増加の122億円、経常利益も同27億円上回る123億円に修正した。下期もインバウンド需要が高水準に推移すると予想するとともに、国内売り上げも順調に推移すると想定している。
 下期はマーケティング費用15億円規模の追加投資を実施するほか、賞与の増額なども実施する予定。次年度以降の成長力につなげるのが目的で、業績予想に織り込み済みとしている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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