RIZAPグループ/今期、東証一部へ/株主総会で飛躍誓う

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 RIZAPグループは6月24日、定時株主総会にて今期中に東証一部に上場できる見通しを明らかにした。瀬戸健CEOは「確実に進んでいるのは間違いないが想定よりも遅れている。たた、遠くないうちに『良かったね』と言えるようになる」と話した。上場に時間を要している理由として「(M&Aで)業容が拡大し、チェックする項目が増えてしまっている」(同)と説明した。
 株主総会で元カルビーCEOの松本晃氏がRIZAPグループの代表取締役COOに就任した。「ジョンソンアンドジョンソン日本法人社長のときには、利益を20〜30倍にした。カルビーでは最大で株価を11倍にした。RIZAPグループでも株価を上げたい」(松本COO)と抱負を語った。
 松本COOはRIZAPグループの世界進出にも意欲を示した。
 「日本の人口は世界のたった1.7%。世界に出ていかない手はない。簡単ではないが夢がある。地域でいうとアジアだろう。中国は一番難しいが一番可能性がある」(松本COO)と話した。
 瀬戸CEOは、「国によって特性があり、やり方に迷ったこともあった。『RIZAP』はサービス業なので現地の責任者に任せてローカライズすることでうまく行き始めている」と説明した。
 松本COOは、「(海外展開で)やけどをしないようにしないといけないが、21世紀だからゆっくりやっていては駄目。ある程度スピード感を持ちながら慎重に進めるべき」と語った。
 さらに、松本COOは、「息子と同じ年の瀬戸さんを『世界の瀬戸』にしたい」と話した。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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