スリーピース/3月期売上は34億円に/会員への付加価値サービスが寄与

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 スリーピース(本社宮城県、糟谷耕一社長)の18年3月期の売上高は、前期比24.5%増の34億円と、創業以来11期連続で増収を達成した。平均月商は2億8000万円で推移。有力なリーダーが登録したことで新規会員が増加している。19年3月期は前期比2.9%増の35億円を計画するなど着実な成長を目指す。
 当期の新規会員は毎月1000人前後。会員への無料の付加価値として提供する「無料食事会」のほか、「交通事故傷害保険」、確定申告などを代行する「無料会計サービス」、無料で宿泊できる施設「リゾート」などが支持されているという。
 特に、会員が無料で使える宿泊施設「リゾート」が好評で、17年9月には福岡に新設し7カ所体制にした。
 17年1月から本格稼働したスマートフォンアプリもリクルートを後押しした。
 アプリでは、新着のお知らせに加え、今月のキャンペーン、今月の無料食事会の情報などを掲載している。会員向けの限定コンテンツでは、当月のコミッションの確認や組織図、リゾート空室情報、セミナー情報といった基本的な機能に加え、セミナーの動画配信も始めた。
 19年3月期は、創業12年目を迎え、社内基盤の整備をテーマに掲げる。その一環として、本社スタッフを増員して会員フォロー体制を充実させる。有力リーダーと紹介者の2人を仙台に招き、社員がツアーに付き添う制度も強化する。現在は有力なリーダーらが月平均30人、仙台の本社に見学に来ており、18年4.5月度の売上高は前年同月を上回っているという。
 また、店舗を経営する会員がPRできる「フリーマーケットショップ」を期末までに500〜600カ所に開設することを目指す。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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