ハーバー研究所 18年3月期/売上高は178億円/販路横断型広告で新規獲得

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 ハーバー研究所が5月10日に発表した18年3月期の連結業績は、売上高が前期比10.8%増の178億8500万円だった。展開エリアごとに実施した、通販や店販など販路を横断するプロモーションが奏功。新規顧客の増加が売り上げ拡大につながった。
 販路別の売上高は、通信販売が同1.2%増の87億6382万円、百貨店向け卸販売は同43.8%増の32億638万円、その他卸販売は同7.5%増の45億7336万円、直営店は13億3891万円だった。
 訪日外国人の購入や卸先の百貨店が増加し、卸販売の売り上げが伸長した。
 品目別で最も売上高が拡大したのは基礎化粧品。売上高は同15.7%増の125億323万円だった。「主力商品の『スクワラン』など基礎化粧品は、国内だけでなく、海外では特にアジア圏で人気となっている」(宮崎一成取締役財務・経理部担当兼ディレクター)と成長要因を語る。
 営業利益は同35.6%の24億円、経常利益は同36.7%増の23億9000万円、当期純利益は同31.7%の15億9700万円だった。
 今後も展開エリアの深耕のため、各販路にけるプロモーションや販促イベントに注力する。美容講座「肌のチカラ応援塾」も各地域で開催することで認知度を高め、新規顧客を開拓する方針だ。
 今期の業績見込みは売上高が194億円、営業利益は25億2000万円、経常利益は25億円、純利益は16億9000万円。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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