エンザミン研究所/発酵素材「エンザミン」特許取得/メタボシンドローム予防効果で

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 健康食品の企画・製造・販売を行うエンザミン研究所(本社大阪府、後藤謙治社長、(電)06—6353—5588)は3月、同社の発酵素材「エンザミン」のメタボリックシンドローム予防効果について特許を取得した。
 エンザミンは、納豆菌類の一種「赤澤菌」を、長期発酵・熟成することにより産生された酵素や微量成分を、特許製法で低分子化したものだ。耐熱性や耐酸性にも優れている。エネルギー量が100グラムあたり8キロカロリーと極めて低いのも特徴だ。
 今回取得した特許は「アディポサイトカイン産生バランス調整剤および脂肪組織の炎症・酸化ストレス抑制剤並びに脂肪組織のマクロファージ浸潤抑制剤」としてのもの。
 特許取得のベースとなったのは、13年に近畿大学の松尾理名誉教授が発表した「エンザミンの内臓肥満、インスリン抵抗性および2型糖尿病の病態を含むメタボリックシンドロームに対する予防効果」の研究成果だ。
 同社では、今後もエンザミンに関する研究を推進していく考えだ。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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