札幌テレビ放送/地元密着の通販番組に/60周年機に道内認知の拡大図る

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3月2日に開始した通販番組「どさんこ市場」にはSTVのイメージキャラクターも出演する

3月2日に開始した通販番組「どさんこ市場」にはSTVのイメージキャラクターも出演する

 テレビショッピングをはじめとした通販事業を手掛ける札幌テレビ放送(STV、本社北海道、根岸豊明社長)は3月2日、テレビショッピング番組をリニューアルした。スタジオセットを入れ替えたほか、前番組より地元に焦点を当てた番組構成にする方針だ。創立60周年に合わせて番組刷新し、認知拡大を図る。STVの17年3月期における通販売上高は約10億円。テレビショッピングはその50%以上を占めている。
 12年から毎週金曜日に放送していたテレビ通販番組「Sチョイス!」を「どさんこ市場」に変更した。午前10時29分からの1時間と、午前10時55分からの30分間の番組枠を隔週で入れ替える形で放送。食品を中心に、家具・家電や雑貨なども販売している。
 主要な顧客層は50〜70代の女性。9割が道内在住者だという。
 新番組についてSTVは「当局で一番の人気を集めているのは情報番組『どさんこワイド』。『どさんこ』というフレーズでテレビ通販番組もブランド化していく」(事業局コンテンツ部・黒田育郎部長)と話す。
 3分間の通販番組「ほっかいどう情熱市場」も月〜金曜日の午前10時25分から放送している。道内の名産品を取り上げる番組だ。「どさんこ市場」においても地域に着目した商品を増やし、道民への訴求力向上につなげる考えだ。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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