アッチェ/製法特許の水素サプリ投入/ベネフィット・ワンと業務提携を発表

  • 定期購読する
  • 業界データ購入
  • デジタル版で読む
あいさつする南部景樹社長

あいさつする南部景樹社長

 アッチェ(本社東京都、南部景樹社長)は4月1日、製法特許を取得した水素パウダーを採用したサプリメントを投入する。技術研究で提携する長岡技術科学大学の協力のもと、アッチェが新素材「水素担持サンゴカルシウム」の製法特許を取得した。2月17日に都内で開催された「アッチェフォーラム2018」で南部社長が明らかにした。フォーラムには、全国から520人の会員が参集した。
 新製品「スイソ プラチナ」に配合する「水素担持サンゴカルシウム」では、水素量を、従来の3ppmから180ppmに増量。30日分120カプセルの会員価格を1万6000円に設定した。
 南部社長はフォーラムの冒頭、「水素の研究開発を進めてきた結果、このほど製法特許を取得することができた」と報告。また「当社は製品の買い込みを制限し、嫌な思いをすることがないビジネスを掲げている。誰もが安心して取り組める組織を皆さまと作り上げていきたい」と話した。
 長岡技術科学大学の斎藤秀俊教授は、「安心・安全な水素リッチサプリメントの開発秘話」をテーマに講演。水素担持粉末の製法特許を取得するに至るまでについて説明した。今後3年間で、新たな水素サプリメントの素材に関する共同プロジェクトを立ち上げることを明らかにした。
 3月1日には、企業向けの福利厚生を手掛けるベネフィット・ワン(本社東京都)と業務提携し、会員にサービスを提供していくことを発表。新サービス「アッチェベネフィット」は、全国約120万施設が、月額400円という割引利用料で利用できる。6カ月、12カ月のプランも用意し、会員の継続的な利用につなげる。
 7月31日まで1000円の料金で利用できるプランも、フォーラム参加者限定で提供する。スポーツクラブを割引価格で利用してもらうことによりサプリメントとの相乗効果も期待している。ベネフィット・ワンの執行役員・CRM事業部長の谷川茂雄氏は「会員の方にどんどん使ってもらい、リクルートの際の付加価値にしていただきたい」と話した。
 フォーラムではそのほか、アッチェ顧問で仙台白百合女子大学の佐々木裕子教授が「水素サイエンスプロジェクト」について講演。大学生を対象にしたエネルギー代謝の実験結果についての解説や、体温が健康に与える影響などについて説明した。
 第2部では、タイトル表彰式やパーティーが催された。

「アッチェフォーラム2018」会場の様子

「アッチェフォーラム2018」会場の様子

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

Page Topへ