ベネッセHD 17年4―12月期/教育事業6.3%増収/進研ゼミの受講者は2.7%増

  • 定期購読する
  • 業界データ購入
  • デジタル版で読む

 ベネッセホールディングス(ベネッセHD)が2月9日に発表した17年4―12月期(第3四半期)の連結業績における国内教育事業の売上高は、前年同期比6.3%増となる1522億9700万円だった。「進研ゼミ」などで延べ在籍受講者数が増加し、売り上げを伸ばした。「進研ゼミ」では延べ在籍受講者数が同2.7%増の1416万5000人に拡大した。
 国内教育事業の営業利益は同88.3%増の140億6300万円だった。増収に加え、販売促進の効率化などコスト削減が寄与した。
 延べ在籍受講者数は「進研ゼミ」「こどもちゃれんじ」のすべての講座で伸長。特に「中学講座」が、同8.3%増の324万5000人と好調に推移した。
 連結業績における売上高は同2.5%増となる3269億6900万円、営業利益が同32.9%増の171億6100万円、経常利益が同36.6%増の152億3500万円、四半期純利益が同264.7%増の198億円だった。コールセンター運営のTMJ(本社東京都、丸山英毅社長)の株式売却益126億8100万円を計上したことなどが純利益額を引き上げた。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

Page Topへ