〈14年4―9月期 キー局TV通販売上高〉ディノスがトップに/通期100億円達成を狙う

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14年度上半期(14年4―9月期)における民放キー局5社のテレビ通販による売上高がまとまった。それによると、トップはディノス・セシールで売上高は前年同期比11・1%増の47億4700万円。増収率のトップは同14・8%増を達成したテレビ東京ダイレクトだった。各社とも14年度の立ち上がりは消費増税の影響を受けたが、ディノスやテレビ東京ダイレクトはMD力が寄与して2桁増収を達成。一方、TBS系のグランマルシェとテレビ朝日系のロッピングライフは番組編成の影響から2桁の減収だった。ディノスのテレビ通販は第3四半期も順調に推移しており、通期売上高100億円の達成を狙う。

 ディノスにおけるテレビ通販の売上高は4月こそ増税の影響があったものの5月以降は復調。オリジナル商品の提供や新商品の紹介を強化したことが、前年同期比2桁増収につながったと見ている。
 保有する顧客基盤も上半期の好調な推移につながったようだ。同社によると「高年齢層でライフスタイルもそれなりに確立されているお客さまが付いている」(テレビ部・結城啓子ゼネラルマネージャー)と分析する。
 ウェブとの連携も強化した。ウェブ画面の横にSNSの窓を設けて最新の情報を流したほか、テレビでは分かりやすく商品情報を伝えて、詳細な部分はウェブで補完するといった取り組みを行っている。

(続きは本紙1月1日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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