日本アムウェイ財団/新コミュニティ施設の発表会開催/隈研吾氏に設計デザインを委託

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「陸前髙田アムウェイハウス(仮称)」設計デザイン発表会のようす

「陸前髙田アムウェイハウス(仮称)」設計デザイン発表会のようす

 岩手県陸前高田市と一般財団法人日本アムウェイ財団(本社東京、トウ・カフウ代表理事)は10月27日、新たなコミュニティ施設「陸前高田アムウェイハウス(仮称)」の設計デザイン発表会を渋谷の日本アムウェイ本社で開催した。設計デザインは、新国立競技場も手がける世界的建築家の隈研吾氏に委託した。
 冒頭、日本アムウェイのピーター・ストライダム社長があいさつ。「今回5棟目となる施設の建設資金は、日本全国のディストリビューターや社員の寄付、認知活動などの協力で建設できたことに感謝する」と述べるとともに、今後も日本アムウェイが東北地方の支援に関与していくことを伝えた。
 続いて、隈研吾氏が陸前高田アムウェイハウスのプレゼンテーションとデザイン発表を行った。
 隈氏は、「陸前高田市がめざすノーマライゼーションという言葉がないまちづくりを考慮し、地元の素材・技術を使い、地域と密接となる建物をデザインした」と説明した。
 さらに、「建物には、気仙杉を建材として使用し、気仙大工の特徴である腕木を大きくして屋根を持ち出す『せがい造り』の技術を取り入れた。縁側スペースを多く造ることで内側と外側のコミュニティをつなげる」と強調した。このほか長屋門や気仙壁などの技術を採用しているという。
 2018年に開所予定の「陸前高田アムウェイハウス(仮称)」は、建設場所は交通機関の拠点となる交通広場とバス高速システムのBRT「新陸前高田駅」の隣接地に建設し、子育て支援施設や障害者就労支援カフェなどの入居を予定している。
 今回のコミュニティハウスは、『Remenber HOPE 東北復興支援プロジェクト』の一環として5棟目となる。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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