千趣会は10月27日、2020年12月期を最終年度とする新たな中期経営計画(中計)を明らかにした。不採算ジャンルの削減に伴い、来期は売上高が減少するが営業利益は黒字に転換。最終年度の数値目標は、売上高1290億円、営業利益35億円、当期純利益30億円の達成を目指す。
まず不採算部門の通販事業をテコ入れする。不採算ジャンルからの撤退や、調達の見直しによる在庫の削減、消化率の向上などに取り組み、売上総利益率の改善を図る。
それによって18年12月期の通販事業は、売上高が前期比9.2%減の935億円を見込むが、営業損失は今期予想の51億3400万円から2000万円の黒字に転換する見通し。
通販以外の各事業は営業黒字を維持する予想で、18年12月期の連結業績は、売上高が1171億3000万円、営業利益は12億1000万円を見込んでいる。
千趣会は18年12月期を最終年度とする中計を掲げていたが、業績不振に伴い、中計目標を取り下げていた。
千趣会/20年に営業益35億円/来期黒字化へ新中計策定
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