水溶性珪素の原料メーカーであるAPAコーポレーション(エーピーエー、本社愛知県、岡田憲己社長、(電)0566―92―6257)は2月11日、販社会議を愛知・西尾市の三河湾リゾートリンクスで開催、約80人の販社が全国から参集した。岡田社長は、水溶性珪素の市場規模が180億~200億円になっていることを報告、さらなる拡販に期待を表明した。
岡田社長は冒頭の講演で、水溶性珪素の市場規模について触れ「ウモ濃縮溶液のOEM品や配合商品を取り扱う企業は200社を超えており、末端の市場規模は180億~200億円に達している。各業界からもますます注目が集まっている」と報告した。水溶性珪素については、健康食品だけでなく、最近では珪素配合化粧品や入浴剤など、美容分野での需要が高まっていることを報告。実際に水溶性珪素を配合した化粧品や入浴剤が多く流通していることも紹介した。
水溶性珪素には「濃縮溶液や粉末、農業用などの種類の原料がある」とし、「健康・美容だけでなく、農業、畜産、水産などにも幅広く活用されている水溶性珪素は、あらゆる分野を開拓できる無限の可能性を持つ素材だ」と強調した。
同社長は、水溶性珪素の学術研究に力を注いでいることも紹介。「いろいろな大学と提携し、年間約2000万円をかけて研究を進めている」などと話した。現在も麻布大学獣医学部や岐阜大学工学部、愛知医科大学付属病院、実践女子大学などに委託するかたちで試験を進めていることを報告。「今後は農業や畜産、水産分野でも、専門の大学機関と提携し、販社が自信を持って各分野で水溶性珪素を普及できるように努めていく」と話した。
愛知医科大学では、同素材の脂肪肝抑制効果に関するヒト試験の準備が進められていることも明らかにした。
速報として、産卵鶏の血管や骨に対する効果を調べる試験を岐阜大学で行った結果を紹介。水溶性珪素の摂取により、大動脈の強度が明らかに増すことや、脛骨の強度が維持されることが分かった旨も、発表した。
同社が昨年12月に、10パック1000円という低価格と高品質を武器に、ティーバッグタイプの水素発生源を発売したことにも言及。特徴や、市場性の大きさについて紹介した。「重要なことは1本100円の水素水を販売するのではなく、料理やミスト、風呂、吸引、加湿器、洗濯など、生活すべてに使うことができる『水素発生源』を7日間100円で提供するということだ」と述べた。
「水素源」は、量販店やドラッグストア向けの商品。2月15~17日に東京ビッグサイトで開催される「健康博覧会2017」で展示を行い、新規取引先の募集を開始する予定だ。
APAコーポレーション/販社会議に80人が参集/水溶性珪素のさらなる拡販に期待
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