【デジタル集音器の通販市場】26年に入り発売相次ぐ クラファンで5億円集めた商品も(2026年10月8日号)

  • 定期購読する
  • 業界データ購入
  • デジタル版で読む
30~40代にメインビジュアルに起用(カシオ計算機)

30~40代にメインビジュアルに起用(カシオ計算機)

 26年に入り、新商品の発売や新規参入が相次いでいる、デジタル集音器の通販市場。市場拡大の背景には、近年イヤホンやマイクの性能が急速に高まっていることがあるようだ。NTTソノリティ(本社東京都)は26年6月に、クラウドファンディングでの先行発売を経て集音器を一般発売した。ミライスピーカー(本社東京都)も同様に同8月、クラファンを経て一般発売した。カシオ計算機は26年5月に、ユーキャン(本社東京都)は同9月に、それぞれ集音器を発売した。中でも、ミライスピーカーの集音器は、「GREEN FUNDING(グリーンファンディング)」での支援金額が5億円超になるなど、注目度の高さを見せつけた。販売各社は、家電量販店を中心に卸展開も強化している。26年下半期から27年にかけて、集音器への注目度はますます高まっていきそうだ。

 集音器は、耳に付けることにより、'聞こえ'をサポートする製品だ。医療機器である補聴器とは異なり、購入の際に、医師の診察や聴力検査を受ける必要はない。価格は3万~5万円と、補聴器に比べ安価だ。そのため、「補聴器を使うほどではないものの、聞こえが気になる」といった層に人気となっているようだ。
 集音器自体は、10年以上前から存在していたが、近年イヤホン技術の向上などを受け、参入企業が増加しているという。機能性が向上しただけでなく、デザイン性の高い商品も増えた。デザイン性の向上が、高齢者だけでなく、中高年からの需要も獲得できる要因の一つになっているようだ。

■クラファンで大ヒット

 ミライスピーカーとNTTソノリティの2社は、クラウドファンディングサイト「GREEN FUNDING(グリーンファンディング)」で、集音器の先行販売を行った。
 25年12月から26年6月にかけて先行販売した、NTTソノリティの「オープンイヤー型集音器「cocoeEar(ココエイヤー)」は、グリーンファンディングで歴代9位の約2億5000万円の支援を集めた。
 26年3月から8月にかけてミライスピーカーが先行発売した「ミライスピーカー・イヤー」の支援金額は、歴代4位の約5億円となっている。

(続きは、「日本流通産業新聞」 10月8日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

Page Topへ