【大手通販企業】”コンテンツ化””最適化”で勝負/テレビ通販2社は新サービスを開始(2026年7月16日号)

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「うちのね、」はユーザーのリアルな声を参考に商品を選べる

「うちのね、」はユーザーのリアルな声を参考に商品を選べる

 大手通販企業において、デジタル戦略が進化している。ショッピング専門チャンネル「ショップチャンネル」を運営するジュピターショップチャンネルは昨年9月、二つのソーシャルコマース型ECサービスの提供を開始した。テレビ通販大手のQVCジャパンも昨年9月、顧客の「キレイ」に寄り添う新サービスを開始した。大手テレビ通販2社が、豊富なコンテンツと顧客に最適なサービスを提供して、利用者増加を目指している。ジュピターショップチャンネル、QVCジャパン、フェリシモなど、大手通販企業の最新デジタル戦略に迫る。

 大手テレビ通販2社が従来のテレビ通販だけの放送に加えて、デジタルの活用に注力している。今後、テレビの視聴者数は減少するとみられており、今のうちから若い顧客との接点を創出するのが狙いのようだ。
 ジュピターショップチャンネル(本社東京都、小川吉宏社長)は昨年9月、二つの新たなソーシャルコマース型ECサービスの提供を開始した。新サービスはどちらも「ショップチャンネル」のサービス名を前面に押し出していない。
 それぞれ異なるテーマとコンセプトで、多彩なアイテムに出会える機会を提供する。EC本部長の西塚瑞穂氏は、「どちらも、KPIとしているセッション数は好調に推移している」と説明する。
 新たに開設した「うちのね、」はホームグッズを中心に、身近なユーザーのリアルな声を参考に商品を選べるコミュニティー型ECサイト。SNS感覚でみんなのお気に入りや暮らしの工夫を見つけて、共感やつながりから、自分の暮らしを彩る商品に出会えるという。
 主な特徴は、(1)会員登録で、投稿者のフォローや投稿への「いいね」が可能(2)商品を使用したリアルな声や写真・動画から、使用感やサイズ感など、暮らしへの溶け込み方や日常の変化を具体的にイメージ可能(3)自分が使った商品の体験を投稿&シェアできる─など、SNSのような投稿と視聴を体験できる。
 「『うちのね、』は売り上げも順調な出足を見せている。特に洗濯洗浄剤『ハイブリッド浄』の販売で成果を上げている。もともと『ショップチャンネル』で長年にわたって販売してきた商品だが、これがインスタグラムなどのSNSを通じて、新しい文脈で再評価された。界面活性剤を大幅にカットしており、節水・節電・時間短縮ができてエコにもつながる。さらに無香料という特徴が、環境問題を気にする人や化学物質を避ける人の間でUGCとして拡散された」(西塚EC本部長)と話す。
 一方、「CanauBi(カナウビ)」は、美容のプロによるレビューやコラムから知識と発見が得られるメディア型ECサイトだ。エイジングケアを軸に、メーキャップ・スキンケア・美容家電・サプリメントまで幅広く展開している。プロの美容家などが発信する確かな情報を通じて、迷わず自分に合う商品に出会える機会を提供する。買う楽しみに加えて、役立つ知識や新たな気付きも提供するのが特徴だ。

(続きは、「日本流通産業新聞」 7月16日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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