ナチュラリープラス/「UNIVAでんき」開始/紹介者、上位者に1%を還元

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 ナチュラリープラス(本社東京都、名越隆昭社長)は8月から、家庭の電気料金が既存の電力会社よりも比較的安くなる新電力の取り扱いを始めた。当面は会員とその同居家族のみが対象で、取り扱いに応じてポイントやキャッシュバックが発生する。
 ナチュラリープラスが始めた新電力サービスは「UNIVAでんき」。親会社のUNIVAキャピタルグループが、新電力を手掛ける東燃ゼネラルグループの代理店として高圧(産業用)電力の販売を行ってきた実績から、低圧(家庭用)電力の販売にも乗り出した。
 UNIVAでんきは現在、東京電力・中部電力・関西電力・東北電力(高圧のみ)の管内で提供を開始している。当面、契約はナチュラリープラスの会員とその同居家族に限定しているが、将来的には会員外に提案可能にすることも視野に入れている。
 紹介者への報酬還元も行う。会員からの紹介を受けて契約した人が使用した電気料金の1%相当のポイントが紹介者と上位者にそれぞれ発生する。例えば1万円の使用料だった場合は、紹介者に100ポイント、上位者にも同じく100ポイントが付与されるという。
 新サービスと報酬に関して同社は、定期的にリーダーを集めて開催しているサミット会議の席上で発表している。
 新電力とは、既存の大手電力会社である一般電気事業者(北海道電力、東北電力、東京電力、北陸電力、中部電力、関西電力、中国電力、四国電力、九州電力、沖縄電力など)とは別の、特定規模電気事業者のこと。16年4月に電力の小売りが全面自由化されたことを受け、一般家庭も電力会社を自由に選べることになり、参入企業が続出している。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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