エックスワン/メーカー事業を強化/NBとメーカーを基軸に

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 化粧品などを販売するエックスワン(本社東京都、齊藤勝久社長)が、直販事業を強化している。既存のNB事業と並行して、インバウンド向けの卸売りやネット通販での販売を強める。NBと直販の2事業を基軸として、多角化を図っている。
 同社は6月28日、訪日中国人向けスキンケア化粧品の新シリーズを発売した。販売経路は、免税店を全国展開するラオックスと中国向けの越境ECに限定する。
 実店舗ではエックスワンが展開する直営サロンと、販売実績があるラオックスで取り扱う。越境ECは同社の中国語サイトに加え、親会社のストリームとラオックスが天猫国際に出店している通販サイトで販売する。
 スキンケアの新シリーズ「ORIGAMI(オリガミ)」の価格は、税抜き1800円~2800円。中国人観光客からエックスワンの最高級化粧品が人気を集めているが、低価格帯の商品もインバウンド需要が高まっているため、新シリーズは低価格で展開する。
 「オリガミ」は、5品目で展開する。九州産のとらふぐから抽出した「コラーゲン原液」と、特定の病原菌を持たない最高級の豚を原料とした「発酵プラセンタ原液」が各1品目。米麹エキスと米酢発酵エキスを共通成分とした「米発酵シリーズ」は、化粧品と美容液、クリームの3品目となる。
 エックスワンは「オリガミ」の発表イベントを、東京のラオックス新宿本店で開催。ブランドのイメージキャラクターを務めることになった女優の酒井法子や、同シリーズの商品監修を務める及川尚輔氏らが出席した。

イメージキャラクターは酒井法子が務める

イメージキャラクターは酒井法子が務める

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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